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公開日: 寺報『常光』

常光盆灯蝋2006(平成18)年号

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(墓参り 浜風うけて 一休み)         

盆 灯 蝋                

夏の終わりにさりげなく死んでいく蝉は、自分がどのように生き、

やがて死んでいくのかを考えることもなく、ただ時の流れのなかで、

わずか十日ばかりの地上の生を楽しみ、力尽きて道ばたに落ちていく。

その死が「さりげない」のは、その生もまたさりげないからであり、

蝉は、死を絶対に理解しない。幸か不幸か、

時間感覚のなかに住み着くことができる人間は、

やがて、いつかは自分の体と精神とが消滅していくということを知っている。

死は必ずやってくる。だが、それがいつ来るのかは誰も知らない。

明日かもしれないし、十年後かもしれない。若い人よりは、

老人のほうが、「その時」は近い。

仰向けにひっくり返って死んだ蝉を見るたびに、

私は、自分もこんな静かでさりげない死を迎えることができればいいな、

と一瞬思う。だが、人間と蝉とでは、生と死があまりに違いすぎる自分を見いだす。

だが、病死だけではなく、事故死という可能性もある以上、

われわれ人間は、実は年齢にかかわらず、死のすぐ傍に控えながら生き続けている。

死は、生の一部なのだ。死は生の一部であり、その意味で、

別に生の後に死がやってくるわけではない、ともいえる。

死と生は、混ざり合いそうで混ざり合わないで、互いに相手をちらりと眺め合っている。

それは要するに、それまで元気で体のことなど考えずに仕事や遊びにいそしんでいた人間たちが、

なんかの変調を訴えること、そして不幸にして病が、

回復が難しいような重篤なものである場合に、その後、

不定期の時間差を経て、その個人が逝去していく、という過程のことを指している。

その過程が「不定期の時間差をもつ」というのは、例えば、急性の場合なら

、ほとんど一瞬のうちに過ぎ去ってしまうというのがある一方で、何年もの間、

床に伏し、徐々に衰えて、やがて亡くなるという場合もあるからだ。

いずれにしろ、それが短かろうが長かろうが、基本的には固有の苦しみ、悲しみ、後悔、絶望感などが伴う。

そもそも死と生とを同居させながら生きているわれわれ人間存在にとって、

延命させることが、少しでも長い時間、生命活動をさせ続けることだとするなら、

それが医療の至上目標になるのは、人間学的に見て、実に愚かなことだと言わねばならない。

最も適切な医療とは、生の終わりに一つの輪郭を与えてやること。

それこそが愛する人や親友の最期を気遣う周囲の人間の、当然の願いなのである。

筆 金森 修(東京大学大学院教育学研究科教授)

この世はすべて狂言じゃ。 人はいずれも道化じゃぞ。

笑う道化に 泣く道化。  同じ道化なら 笑わにゃ損々!

どうどう けろけろ どうじゃいな?   (子供教育番組より狂言『法螺侍』)

祠堂会・祠堂講と前住職十三回忌祥月 行事報告

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(法話される草野 照圓寺広幡住職)

6月8日~10日、2006祠堂会・祠堂講がありました。今年から午前中のみの行事となり、

当番お講の方、毎月の地区お講に来られなかった方、県外・富山市など遠方の方、

他門徒の方も食事をして喜んで帰られました。参加者も年々増えて来年もお待ちしております。

今年も法話は草野の照圓寺住職の広幡師。

実家での水害の怖さの実体験をもとに富山県にいるおかげの増上慢、

危機欠如をお話しになられました。

係役の台所・会所の方ありがとうございました。

また今年は前住職十三回忌法要に際し、身内での法要にもかかわらず、

多くの香典お供物を頂戴いたしました。干支がひとまわりしたのですが、

時が経ち自分も歳をとり、あらためて祖父の存在の大きさを感じました。

ありがとうございました。

          

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常光寺からのお知らせ

 

報恩講(本堂)

10月9日(月)午後2時 読経・法話

10日(火)午前11時 読経・法話 

法話 河村 浩 氏(平柳 蓮通寺)

お斎(食事)(広間)

9日(月)午前11時~午後7時まで

10日(火)午前9時~午後1時まで

また、門徒報恩講は9月から巡回していきます。詳細は後日連絡します。

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