*

公開日: 本山・教区

~御流罪800年と御影様 その2~

法要に見学に行った友人からの情報と他のメディアから、

23日、高田城跡内の上越市立総合博物館に御門徒さんと行きました。

「越後・上越の寺宝展」が開催されており、24日までだったのでギリギリでした。

以前から時折書いてましたが今年は、親鸞聖人御流罪800年であり、

このことを記念して、国宝である真筆「恵信尼消息」や

「教行信証」の複製本など上越に点在する宝物

西本願寺、東本願寺などが所蔵する法宝物を約150点展示していました。

59番目には一度見てみたかった別院の「乘如上人」の御影もあった。

出品は新井別院からだった。

下は魚津より東をまわる乘如。薫香の痛みが激しい。

f:id:jyoukouji:20070626124823j:image

卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍

参考資料

富山教区第 13 組住職寺族研修会資料

2000 年 9 月 26 日於・持専寺 講師 大谷大 木場明志

~当地域に下付され、「ゴエーサマ」と称されて伝来してきた乗如上人御影について~

「御影様」(ゴエーサマ)と厳如上人御消息の内容によって知られる。

この御影の下付は、現存する弘化四年(1847)6月 3日付けの

厳奴上人御消息によって知られる

天明八年(1788)1月30日に京都市内大火で類焼した本山両堂などの再建が

「享和元年」(1801)に至って再建ことごとく成就」

両堂は寛政9年(1798)4月に竣工し、蓮如上人三百回御遠忌が厳修され、

享和元年3月には大門(御影堂門)再建が成って供養会が修された。

ことにより、尽力した門末の辛労をねぎらって、

時の達如上人が、再建成就を見ることなく

寛政4年(1792)2月に示寂した前住乗如上人の御影に、

讃文(善導大師 『 往生礼讃 』 からの一文)

を書いて門末に下付したものという

下付のいきさつについて記した達如上人御作文が地域に残る。

そこでは、焼亡の御悲歎のうちから復興を企て、

衆縁を募り門末を督励し続けた乗如上人(歓喜光院)の真容を

門末に授与すると記している。

厳如上人の御消息は、下付された乗如上人の御影に、

「その御影にひざまずき、愈 々 法義相続候条、既に退転なく、

おのおの誠に神妙の至り、知恩報徳のいとなみ、之に過ぐべからざず候」

とする感賞消息である。

これによって、「ゴエーサマ」(乗如上人御影)は

天明8年焼失の本山両堂等再建に当地域の門末が上山し、

十年以上わたって京都に滞在してこの上なく尽力したことへの褒賞として下付され

(その時に達如上人御作文も下付された)、地域門末に下付された御影であったために、

それを機会に地域で当番宿を順繰りに回す形式で、御影を掛けて御消息を披露し、

法義を確認する法座を維持することになったものとから、

富山県内には幅下付されたと御消息の宛先が

「越中国射水郡・婦負郡・砺波郡・新川郡門末中」

とあるところいくつかの同文の御消息が下付されたとみられる(全国に36幅)

当地域では、この「ゴエーサマ」が近年の中断以前は井波別院による法宝物巡回布教

(御代様・ゴダイサマ)にて用いられてきたという。

現在まで、井波別院法宝物巡回布教(井波御代様)の起源は明らかでない。

城端別院法宝物巡回布教(城端御代様)は、城端別院中興の空勝上人との関係から、

教如上人御影を中心に主に砺波郡・射水郡200ヶ所以上において行われている。

明治22年(1889)2月5日付の厳如上人御消息(「態と筆を染さふらふ、

抑越中国城ケ端の別院は、創立よりこのかた一流の法義と

とこほりなく弘通せしむるところなり、

… … 法義相続いよいよ其別院の馳走油断なきよう頼み思ふことにさふらふ」)

によって、その披露と護持費勧募のために始まったと類推される。

「ゴソッキョウ」(御崇敬)、「歓喜光院様巡回」と称される

乗如上人御影巡回法座は能登羽咋郡、

鹿島郡地域にあると報告されている。そこでは、寺院による持ち回り形式がとられ、

約130年に1回、宿がまわってくる名誉ある法座という。

御影下付の翌年から持ち回りで法座が始められた記録をもつ。

「ゴオツネン」(御越年)とも称し、

昭和38年(1963)までは12月23日 ~ 1月7日に執行されてきたが、

その後、12月11日 ~17日となり、

昭和55年(1980)以後は11月11日 ~17日となっている。

中能登の一部まで井波・城端御御代様は及んでいたと思われるが、

それ以遠には巡回しないためか、御代様と重なる関係はみられない。

新潟県新井別院管下では、2月~3月に「墨衣御影巡回 」と

称する乗如上人御影の巡回法座がある。

「回檀」「巡教」ともいい、一如・乗如・達如・厳如・現如上人の5幅を

1幅ずつ5コースに巡回させ、特に5年に1回「墨衣の御影」が巡ってくる

のを大切に迎えている。御影下付の由緒は中能登の場合と同じ。

高山別院管下には、「御回檀」(ゴカイダン)と称される寺院約80ヶ所を宿として

輪番が巡回して怯義伝達を行う行事が7月~9月に行われている。これは、

『 岷江記 』 によって照蓮寺13世宣明が寛永18(1641)年にはには行われていたと知られ、

そのほかに起源を室町期天文年間(1532~1555)とする伝承もある( 『 高山別院史 』 下巻より)

卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍

全国で36幅下附されている。

高田別院のHPのはきれいである。

高田別院HPより

http://takadabetuin.himenokuni.com/gyouji/gyouji.htm

帰りに別院によりました。

f:id:jyoukouji:20070623115513j:image

関連記事

~富山教区共学研修会~ 29日新年1回目と懇親会があった。発足して30年くらい経つ。 しかし…

記事を読む

~別院御遠忌まであと2週間。~ 9日、富山別院で儀式作法声明講習会 別院御遠忌前の最後の修…

記事を読む

「よくぞ?日本人に生まれけり。」 20日富山別院で竹中智秀氏の講義を聞く。 聞き忘れ欠席さ…

記事を読む

~教区声明講習~ 10日教区声明講習行ってきました。 13組からは私だけでした。 それ…

記事を読む

富山別院 蓮如上人五百回御遠忌法要ならびに 宗祖親鸞聖人七百五十回忌御遠忌おまちうけ法要を厳修 …

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前へ
次へ
盆行万灯会

残暑見舞い申し上げます 今年も多くの盆礼を賜りまして厚く御礼申し上げ…

6/1【紙芝居がはじまるよー!】

6月は怒涛のイベントが続きました。御影様も朝日町は無事終了です。 多…

no image
悲報

相方寺 明誓寺前坊守 病気療養中の処 4月16日 往生の素懐を遂げま…

映画イベント「お寺×シネマ」

映画イベント「お寺×シネマ」無事終了いたしました。ご来寺いただきました…

「お寺×シネマ」

昔泊には朝日劇場、浮世館の2つの映画館。 そして芝居小屋の亀子座があ…

もっと見る

TOP